自由財ではなかった自然環境
自然環境というのは今まで自由財であると考えられていました。「自由財以外ありえない」と考える人が多かったのです。「自由財」というのは有り余るほど豊富にあると考えられている財のことです。
自由財の代表格に上がっていたのは空気や水、日の光です。
それでは空気は有り余るほどあるのでしょうか。花粉症やcovid-19などでマスクをしなければならないことを考えると、きれいな空気は実は限りがあるものだったと言えます。日光も同様、オゾンホールがあいて紫外線が危ないからと、日焼け止めやつばのある帽子をかぶったりしていました。水はというと、2011年3月11日に福島原発の問題が起こった時、水不足と騒がれ、皆がきれいな水を求めたために、都内からはペットボトルの水が店頭から消えてしまいました。
このように限りがある点を考えると、有り余るほど豊富にある「自由財」だと思っていた自然環境は、実は自由財ではなかったのです。
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