重要なのは連邦議会議員選挙!結果が米国の未来を左右する理由とは


2020年選挙後の米国について分析するなら、大統領選挙だけでなく、上下両院の連邦議会議員選挙にも注目する必要があります。なぜなら、連邦議会は強力な権限を持っていて、連邦議会の承認なしでは、たとえ大統領であっても、やりたい放題というわけにはいかないからです。

上院は、重要法案など政治的な意思決定を司り、下院は税制の策定などに影響力を持ちます。そのため、大統領が連邦議会のコントロールを失うと、外交や予算面で常に妥協を強いられることになります。トランプ政権では、連邦議会と折り合いがつかず、予算案の見直しが難しい、重要法案が通らない、といったことも珍しくありません。

現在アメリカの上院は保守党が過半数を占め、下院の半数以上は、民主党員です。私は、次の選挙で下院は民主党が圧勝し、上院は共和党が過半数割れする可能性もあると予想します。

もし連邦議会で民主党が議席を伸ばすと、バイデンが有利になるのでは、と考えるかもしれませんが、2020年の大統領選挙では、トランプ・バイデンどちらが勝っても、舵取りが難しい状況になるでしょう。

それはなぜか、PRESIDENT Onlineにて詳しく見解を述べていますので、ぜひご一読ください。

トランプvs.バイデン泥沼化する殴り合い…次期大統領は正直「おいしくない」理由