あなたの過去・現在・未来に課されている税金の話
「最高権力は略奪をする力」で、税制は、それを象徴する制度と言えます。
その理由は、最高の政治的権威(主権)の意思決定は絶対的で、主権は自ら定めた法に基づき、国民に税金の負担を強制し、徴収できるからです。課税が「最高権力は略奪をする力」かどうか、「租庸調」という、過去の租税制度を例に挙げて説明してみましょう。
租庸調は、土地の収穫高(祖)、労力(庸)物(調)に、それぞれ課税する租税制度です。また、防人のように、労働に奉仕することで課せられる労働税もありました。このように、当時の最高権力は物や労力に課税し、国民から強制的に徴収していたのです。
租・庸・調・防人は、考え方によっては「過去」「現在」「未来」に当てはめることが出来ます。なぜ時制に当てはめて考えられるのか。
課税のタイミングについてYouTubeで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。