バイデン政権の官僚候補を待ち受けている連邦上院の「儀式」と日本への影響とは


アメリカでは、次期政権の官僚候補が、上院承認のための議会公聴会で、就任後の政策について発言することが恒例となっています。今回、バイデン次期大統領の官僚人事が発表されるにつれて注目を集めているのが、上院議員の官僚候補に対する「対中審査(対中政策に関する質問)」です。

上院には対中強硬派の議員らが多数在籍していますし、米中関係がクローズアップされている中、どのように対中対策に取り組むかは、次期政権にとって重要です。

アメリカと中国は、緊張関係が続いているものの、教育や産業、農業など、お互い依存している部分も多くあります。そのため、対中審査を受ける官僚候補者たちは、所管する分野にて実施する対中政策を、提示する必要がありそうです。たとえば教育長官の候補者であれば、中国からの留学生受け入れなど、これまでのシステムをどのように見直すか、具体策が求められるでしょう。

アメリカの対中政策は、日本にとっては無関係、というわけではありません。同盟国であるアメリカの外交は、日本の外交にも大きく関係してきます。アメリカで実施される「対中審査」と日本への影響について、Newsweekにまとめましたので、ぜひご一読ください。

バイデン政権に対する連邦上院の「対中審査」が日本に与える影響