ポスト安倍候補 対米経験が最も豊富な菅官房長官
ポスト安倍候補として、菅官房長官、岸田自民党政調会長、石破元幹事長が名乗りを上げています。日本の外交、安全保障面を考えると、首相としてふさわしい人物の条件は米国が共和党・民主党のどちらでも対応できる経験・能力があることであり、その条件を満たすのは3人の中で菅官房長官だけです。
岸田政調会長はオバマ政権時に外務大臣の経験がありますが、対共和党政権では沖縄担当相のみです。また、岸田氏の政治姿勢はトランプ政権存続を軽視し、バイデン政権誕生に偏ったものに見え、現時点では日本の外交・安全保障の観点からリスクであると思われます。
石破元幹事長は防衛大臣の経験があり、日米の防衛協力を進める点で一見良いと思われます。しかし、彼の辺野古新基地についての考えは米国を辟易させ、日米同盟に亀裂をもたらす可能性が高いのです。
一方、菅官房長官はオバマ・トランプ両政権に官房長官として対応し、民主党・共和党の外交・安全保障に関する知見も有しているでしょう。そして外交・安全保障の法規整備を先導し、沖縄基地負担軽減担当大臣と拉致問題担当相も兼任しています。
米国大統領選挙を見据え、外交・安全保障の観点に立てば、次期首相に相応しい人物は菅官房長官以外にはいないのです。
Newsweekにて詳しく見解を述べていますので、ぜひご一読ください。